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【英検準1級・1級単語】watertight(藤本)

英語について

こんにちは。藤本です。

watertightは「水を通さない、防水の」という意味の形容詞で、waterproofと類義です。

a watertight container「防水性の容器」

では、以下の英文はどうでしょう。

The police had a watertight case. They even got his fingerprints from the glass cabinet. [COBUILD]

「警察は防水性の入れ物を持っていた」? なんだか変ですね。

watertightには「(議論や主張や計画などが)水も漏らさない、隙がない、完璧な」というような比喩的な意味があります。今回のcaseは「言い分、主張、論拠」の意味で、have a watertight case (against X)で、「(Xに反対する)言い逃れできない強力な論拠・証拠がある」くらいに捉えると良いです。have a good case { for, against } Xも覚えておくと良いでしょう。さて、そうすると上の例文の意味もわかるはずですね。頑張って理解してください。

余談ですが、watertightと似た単語にairtightという単語があります。こちらは「空気も漏らさない」の意味で、今回扱っているような比喩的な使い方もできます。今日このエントリを書くにあたってあらためて調べていると面白い記述を見つけました。以下はCOBUILDの定義です。

An airtight alibi, case, argument, or agreement is one that has been so carefully put together that nobody will be able to find a fault in it. [AM] 
in BRIT, use watertight

airtightを比喩的な意味で使うのは米語だそうで、英語ではwatertightだそうです。へー。

ところで、今日また読み物をしていて、watertightを使った面白い表現を発見しました。

Sanctions on Russia are as watertight as a sieve (Economist)

面白い! どういう意味で使われているか考えてみてください。比較表現の面白いところですね。

ではまた。



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