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英語学習がグングン進む:反復学習の効果

英語学習 英語学習がグングン進む:反復学習の効果

「あれ、この単語、昨日見たはずなのに思い出せない…」

そんな経験、ありませんか?人間の脳は、一度覚えたことを、時間が経つとどんどん忘れてしまうようにできています。なぜかというと、忘れないと、新しい情報を入れられないからです。

私たちは毎日大量の情報にさらされているからです。テレビ、インターネット、本から目に入ってくる情報だけではありません。

たとえば、道を歩いていているときも、店の看板の文字、すれ違う人の服の色や話し声、レストランから流れてくるよい香り、工事現場の雑音、風になびく木の葉の音、すべてが情報として脳に入ってきています。それは膨大な情報です。こうした情報をすべて脳にとどめておくと、メモリーフル状態になって、新しい情報を入れることができません。そのため、脳には、ある程度時間がたったら情報を削除する仕組みがあるのです。

そのため、勉強した学習内容も、一定の時間が経ったら脳から削除されていきます。

 

カナダの研究でわかったこと

カナダのウォータールー大学で2013年に記憶に関する興味深い研究が行われました。その結果、学習した内容を長期記憶に定着させるには、24時間以内に10分間の復習を、そして7日後に5分間の学習を、そして30日以内に2~4分の学習をするのが効果的だということがわかりました。逆にまったく復習しなければ、学習した内容ほとんど忘れてしまうそうです。 

一夜漬けで覚えたことは記憶に残らないというのは、反復学習がともわなないからです。だからこそ、学習内容を長期的に記憶に定着させるには、繰り返し学習が重要になります。

 

英語の反復学習方法

どんな学習でも反復学習は効果出来ですが、英語は特に覚えなければならない単語やフレーズが多いので反復学習が重要になります。

小分け復習で定着させる:教科書や問題集の新しいページに進む前に、前に学習したことをさらっと見返して記憶を更新します。そしてこれを6日続けたら、7日目に1週間分をさらっと振り返るなどすると、内容を忘れにくくなります。

覚えずらい単語やフレーズを目にする回数を増やす:覚えたい単語やフレーズを紙に書いて、常に目に付くところに張っておく方法です。こうすると、嫌でも目にする回数が増え、反復学習の効果を得られます。洗面所の目につくところに張って、歯磨きをするときは見るようにするとか、よく使うパソコンのモニターの端に貼り付けて目に付くようにするなどでもいいでしょう。

 

実は、世界記憶力グランドマスターの池田 義博さんも、反復学習を「記憶はペンキ塗りの要領で」という言葉で表現して、その効果をこの動画で説明しています。

 

反復学習は、英語学習の効率を上げるための強力なツールです。毎日コツコツと続けることで、必ず英語力は向上します。ぜひ、今日から実践して英語のフレーズや単語を覚えていきましょう!

 

 

講師:安達直子


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